デザイナーの報酬

金曜日は、京都芸術大学での「非常勤講師」の日。
将来活躍する若い友人たちに会うのを楽しみにしています。

授業の冒頭いつも、少しお話しをします。私の想いを込めて、、
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皆さん、「美大に行くって決心した日」を覚えてます?

初めて両親に話した日のこと。
当時の担任に先生に話した日のこと。

その場では、言われなくても
似た様なコト、言われませんでした?

【デザインで食べていけるんか?】
要はお金儲けできるんか?ってコト。
経済的に自立できるのか?ってコト。

芸術大学 デザイン プロダクトデザイン

この中にはアルバイトしている人もいる
と思います。

自分の時間を切り売りする、【時給、日給】

会社に入ったら【月給】

一ヶ月いくらって、決まった額を貰います。

実はもう一つあります。【報酬 フィー】

なんとも、よい響きですよね。

厳密には、労働の対価として貰う物は全て報酬なんですけど
ここでは別として話します。

時間ではなくて<結果>を約束して、それに見合った額を頂きます。

報酬は【等価交換】なんです。
あなたが提供した価値と同じ分報酬としてあなたに返ってくる。

具体的なデザイン提案を通じて、問題解決する。

そのことに価値のあるので、それに見合った額があなたにかえってくる。 

そして、額は自分で決めるんです。

依頼者の「ありがとう」の言葉と共にあなたのもとに入ります。

なぜなら、あなたの代わりはいないから。
いくら出してもあなたにお願いしたい!
となるのです。

デザインで食べていけます。大丈夫です。

たった一つだけ約束してください、自分に対しての約束です。

「私はあきらめない!」 と。

価値を提供できるデザイナーになれると信じて下さい。
あきらめないこと。

仕事の報酬はお金じゃなくて、実は次の仕事。
良い評価があって初めて次の仕事につながります。

では、本日の授業を始めましょう。

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