こんにちは(株)クオーレデザインスタッフの坂田です。
先日投稿しました「ジャパンモビリティーショー2025に行ってきました。」の続きになります。
前回はキッズエリアをメインとした投稿となりました。
今回はモビリティーとなったおかげで出店されている乗り物たちにフォーカスしていこうと思います。
まずはいきなり車輪がメインではない四足歩行モビリティーのMOQBAです。

こちらはスズキのブースにありました。関西万博でも川崎が四足歩行のモビリティー「CONCEPT1」を展示していましたが獣のイメージが強く乗る楽しみに特化してるイメージ。
対してこのMOQBAは足先が車輪となっていたりユニット交換で荷物も運べたりと使用現場でオールマイティに使い方が変化するようです。
このあたり社風の違いや出展場所での理想と現実感の違いがでてくるなと感じました。
荷物を運ぶ系では、いすゞ自動車の「VCCC」

これは運ぶ荷物のサイズにとらわれない?又は荷物のコンテナサイズを変えられる様です。
メインの3角ユニットを軸にしてキャビンや貨物が装着されていきます。
またバギーの農業ユニットを出店しているところも

こういうカッコいい機材で農業をすることが一般的になったら第一次産業も盛り上がるのでしょうか。
また、僕自身足を骨折したときやベビーカーを使用しているときに感じましたが、ずいぶん良くなったとはいえまだまだ移動にハンデのある方々が普通に移動できる環境は整っていないなぁ…と感じます。。

だったら移動する方で対応しようというこういった試みも重要だと感じます。かつカッコいいやカワイイなど選択肢も増えるとなお良いですよね。
また、ホンダブースでは趣味性の高いモビリティーも

このスケボー名前はあったのかな…マイクロEVに格納できるそうでビーチやキャンプ場で遊んでも楽しそう。

こちらは「Honda e-MTB」プロトタイプと書いてましたが担当者の方曰く、もう生産にこぎつけているとかどうとか…
MTBを趣味としている私としては気になる一台ですが、まずはなんとか販売までこぎつけて下さい!笑 昔、DHバイクは販売まで行けなかったですもんね…
次も面白いと思った一台。

ROIDZ TECHの「Raptor」これは下部に動作ユニットを集約させて上部の上屋を好きにデザインできるというものでした。
駆動部をさわらなくていいのでプロダクトに係わっていない方々でもデザインする際にずいぶんハードルが下がることが狙いとのこと。
スポーティからシティライドや、はたまた荷物運びユニットにまで劇的に変化でき、かつデザインのハードルが低く自由度が高いとは御見それいたしました。

同ブースには現状日本人唯一のF1ドライバー角田選手のヘルメットも展示してありました。
右手の歌舞伎グラフィックヘルメットがめちゃかっこいいです。残り数戦来季もF1に残れるように頑張ってください!
そしてモビリティーの解釈を広げたなーとは思いましたが、MIZUNO「MOBILARIA β」

バネを司る樹脂ラインがタメとノビを上手く表現していると思いました。
なによりこの場にスポーツメーカーが我々も移動手段の一環だ。と出展していることに拍手です。
さまざまな移動手段が提案され、黎明期のワクワク感!
自動車以外のモビリティーをメインに書きましたがこんなにも多様で面白いものが出てきているんだということを体感しました。
この多様化の一因はやはりEVをはじめとするモーター駆動が広まったことにあると思います。
内燃機関に比べコンパクトかつ手入れが比較的簡単、駆動時の音も静かで使用時に空気を汚さないといった特性を持っています。
これは長距離移動よりも日々の生活に寄り添える距離感での用途、すなわち身近な存在になりやすい特性かと思います。
だからこそ、このように多様なモビリティーが生まれてきているのだと感じました。
あと、事前情報で多少知ってはいたものもありますが、やはり実際見て係わった方から直接聞けるということは情報量が全然違うと感じます。
こういった自動車ではないモビリティーの近くには本当に現場で開発された方やデザインされた方がいる場合が多く生の声が聴けるのも勉強になりました。
また、ひとつ前の投稿での子供たちの職業体験も今後この規模で行うことが一般化すれば、ガラッと来場者の人種も変わってくるだろうなと思います。
あの規模で継続できるかにかかってはいますが…
ぜひ運営の方々には今後も継続して頑張っていただきたいですね!
ではまた!
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