こんにちは(株)クオーレデザインスタッフの坂田です。
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマにした大阪・関西万博の夏パスも終盤。暑さを避けるため夕方からいつもより早めに仕事を切り上げて立ち寄ってみました。
というのも弊社は万博が開催している大阪メトロ中央線の沿線にあたる本町駅にございます。万博会場まで電車で一本!30分もかかりません!
その優位性を使わない手はない!という次第です。
とはいえさすがの真夏…夕方4時とはいえ日差しがすごかったです💦
そして本日最大の目的はフランス館とアメリカ館を制覇することです!
やはり大屋根リングを抜けたその先に待ち構えるこの2つの大行列パビリオンは閉幕までにクリアしておきたいと考えていました。
平日のこの日を逃すともっと混むであろう休日しか行ける日が無かったので2つとも夕方から回れるかわかりませんがチャレンジです。
まずは比較的回転が速いと聞いていたフランス館へ!
列は相当長かったですが1時間と言われて最後尾に並び館内のここまで(写真の場所)来るのに35分ほどでした。
以外と早い!
一面ルイヴィトンのトランクケース!
まず最初に飛び込んでくるのはヴィトンのケース達です!笑
どうだフランス-ヴィトンだぞと言わんばかり。とは言っても実は鏡を使って、うまく視覚効果でこれでもかと積み上げているように見せており、しかもよく耳をすまして聞くと職人たちの作業の音がBGMとして流れています。また中央にはロダンの彫刻が鎮座しており「職人」というキーワードが隠れているように感じました。
奇跡の庭
続いては奇跡の庭。なにがだろうと散策してみると…樹齢2300年⁉真ん中に鎮座していたオリーブの樹、まさかの樹齢でした。
はたしてどうやって輸送してきたのでしょう…そしてこの高齢の樹はもとの場所に戻るのでしょうか…
スケッチをモデル化した壁一面のDior
圧巻の壁一面にスケッチから立体化したスケールモデルが並びます。どれも精巧に作られており職人さんの意地を感じます。また、壁一面スケッチでもオリジナル感は出たと思いますが、そこから更に手間を加え職人仕事が入ることでこの圧倒的な存在感を生み出していると感じました。
友好の表現?しめ縄で結ばれた厳島とモンサンミシェル
フランス館の最後は不思議な光と音の空間でした。そこには純白の厳島の鳥居とモンサンミシェルが鎮座しており、その二つがしめ縄で結ばれていました。とくにこの作品の説明はなかったように思いますが見落としていたかもしれません。ただ、ここまでの展示を見てくると日本とフランス2カ国の友好を宗教的な意味でも結ばれているという表現かな?と感じました。唯一気になった点としてはこの2カ所を結んでいるものがしめ縄でしたが、これは組紐の方が伝わりやすかったのでは…と思ってしまいました。とはいえ外国の方からするとしめ縄の方がシンボリックですよね💦
思った以上にスムーズに入れボリューム満点で大満足のパビリオン
今回は夏パス終了間近の大阪・関西万博で大人気2大パビリオンに思い切って行ってみたのパート1でした。ひと記事で終わらそうと思っていましたがボリュームが多くなってしまった為、2つに分けようと思います。
前半のフランス館を訪れて感じたことは、私たちはプロダクトデザインにたずさわる者として、この国がいかに「職人を大事にしているか」ということを感じました。
というのも事前に聞いていた感想では「どうだ!これがフランス。ブランドだ!」という感じだよとお聞きしていたのでどれほどのものか?と思っていました。
もちろんその意見の側面は感じはしましたが、その奥で支えている職人やデザイナーに対するリスペクトを感じ、フランスをアピールするのに国の建造物や料理といったものは一切出さずここまでブランドというものに信頼を寄せている事がすごいな…と。我々もメーカー様から、このくらい信頼され任せてもらえる存在になって行かなければなと身が引き締まる思いがしたパビリオンでした。
この続きは次回に、ではまた!
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